One World Healing Concert 2008Music By:"BEAUTIFUL WORLD" | |
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梅雨のうす曇が広がる中、
6月27日東京国際フォーラム・ホールA、
6月29日国立京都国際会館イベントホールにて、
ヒーリングミュージックの第一人者として長年活躍してきた
ダニエル・コビアルカのコンサートが開催された。
どちらもとても大きな会場だが、東京は約5000人、
京都は約2000人のほぼ満員のオーディエンスが
コビアルカのこころ癒えるバイオリンの音色に酔いしれた。

ステージは2部構成、第一部では代表作「虹の彼方へ」「ダニーボーイ」など全5曲が披露された。
サプライズとして、1曲目の「星に願いを」に
“ダニエル・チルドレン・ストリング・アンサンブル”として、子供たちや学生のヴァイオリニストが登場。
コビアルカにとっては、幼少時の生死を分ける体験から一転して、希望を見出すきっかけとなった大切な楽曲である同曲を、一糸乱れぬみごとな弓さばきの子供たちとほほえましく奏でた。
コンサート直前1ヶ月前に彼の発案で決まったプロジェクトは、
まさにこのコンサートの主旨をもっとも美しいかたちで実現していたといえるかもしれない。
「子供たちが愛の中で育まれるとき、小さな芽が大樹となる可能性が生まれるのです。」
コビアルカがコンサートプログラムのために送った平和への扉を開くワンワールドヒーリングコンサートのメッセージは、
このプロジェクトのみならず、会場全体、出演者および観客すべてをあたたかく優しく包んでいたようだ。
まさにこのコンサートの主旨をもっとも美しいかたちで実現していたといえるかもしれない。
「子供たちが愛の中で育まれるとき、小さな芽が大樹となる可能性が生まれるのです。」
コビアルカがコンサートプログラムのために送った平和への扉を開くワンワールドヒーリングコンサートのメッセージは、
このプロジェクトのみならず、会場全体、出演者および観客すべてをあたたかく優しく包んでいたようだ。

サンフランシスコ交響楽団のコンサートマスター、首席第二ヴァイオリニストとして長年つとめ上げてきたコビアルカは純白のシルクスーツで広いホールでも音のとおるZETAポリフォニックヴァイオリンを手にし、
バックには色とりどりのドレスに身を包んだ26人の女性ストリングプレイヤー、ピアニストを従え、終始にこやかにヴァイオリンの妙なる演奏を繰り広げた。
誰もがどこかで聞いたことがある世界の愛聴曲は、
会場の聴衆を知らずしらずのうちにコビアルカワールドにいざない、やすらぎへと導いた。
第二部では平和の使者として国連主催のコンサートなどでも幅広く音楽活動を行うすがはらやすのり氏をゲストに迎え、絶妙のコラボレーションを行った。
プロデューサーでもあるMARTHがこのコンサートのために書き下ろした楽曲「美しき世界へ」 を含む、コビアルカの新境地を開拓したとも言える作品の数々は、深きメッセージを秘めたその美しいメロディーで観客を魅了した。
プロデューサーでもあるMARTHがこのコンサートのために書き下ろした楽曲「美しき世界へ」 を含む、コビアルカの新境地を開拓したとも言える作品の数々は、深きメッセージを秘めたその美しいメロディーで観客を魅了した。

音楽の魔法をこころの底から信頼し、ライフワークとして病院やホスピスなどを訪れ、様々な境遇で傷ついた人々を慰問し、
そのヴァイオリンで癒してきたコビアルカだが、今回のコンサートで蒔かれた癒しの種が大切にそれぞれの胸で愛や勇気など美しいものを育むきっかけとなることを願ってやまない。
次回のコンサートのために再来日が待たれるコビアルカである。